『春雪』と『茶ジントニック』

“春の雪解け”を感じるお茶
今回、茶師の市川さんが作ってくれた、かき氷に熱々のほうじ茶を注いで飲む一杯。そのあまりの美味しさに感動をした小山薫堂さんは、なんとお茶に名前を付けてくれました!
小山:春の雪と書いて、『春雪』がいいかなと思ったんです。グラスの中の氷が、春を待っていた感じの雪に見えたんですよね。冬に積もった雪が、春になったら溶けていく、そんな風景。しかも、火照った体を、爽やかな春のそよ風が吹き抜けていくような感覚もあったので、『春雪』と命名させていただきました」
『春雪』に使用した茶葉は、中津川の市川製茶で作られたものです。実は、茶師の市川さんは、茶農家として無農薬栽培の茶葉も作られています。
市川:今回使わせてもらった茶葉は「中津川ほうじ茶」です。お風呂場でお茶を淹れるということを鑑みて、今回はティーバッグタイプを使用させていただきました。 雪とグラスの容量から400mlのよく沸かした源泉を使用しています。雪が一気に溶けきらないように、 細い注ぎ口のティーポットで少しずつ調整しながら、少しだけ雪を残すところがポイントです。出来上がりの濃度を予測して、ティーバッグは5gのものを2つ使いました
皆さんも、ぜひご自宅のお風呂で『春雪』を味わってみてください!

お茶のジントニック
『美の茶会』として、今後世界に広めていきたいお茶の楽しみ方が、“茶コール(お茶のアルコール)”です。
今回は、茶葉をジンに漬け込み、茶ジントニックを作りました。これは、東白川村の茶師・森本健二さんと、Zenagiのソムリエ・今野大輔さんによるコラボレーションによって生み出されました。
森本:ジンに合わせたのは、市川さんがおつくりになられている中津川のかぶせ茶『多香』です。美しく、慈悲深く、品格溢れる祖母の「たか」さんをイメージしてつくられたとのことです。かぶせ茶はその名の通り、栽培の時に茶畑に日覆いをすることで、旨み成分であるテアニンを増加させて作ります。ジンや炭酸には旨みを乗せると甘みが効いてくるんです。ジンとかぶせ茶は相性がいいんですね
今野:今回は地元・中津川のジンと茶葉を使うことをひとつルールに考えたんですが、ジンの度数が高く、どれくらい茶葉の漬け込みするのが良いか不透明だったので、定期的にテイスティングして、ベストな状態を見つけ出すようにしました
小山薫堂さんをして、「世界でヒットすると思う!」と言わせたこの一杯。レシピは
1:かぶせ茶「多香」5g を、Nakatsu Gin (レモン )250ccで1日半漬け込み
2:[1:3]の割合で、お茶を漬け込んだジンをトニックウォーターで割る
3:ライムを少し絞って乗せる
と、簡単なので、皆さんご自宅で試してみてください!


