茶室に、見立てる

美を感じる場所、そこが茶会の舞台。

お茶は日本文化を象徴する「総合芸術」です。

茶室は建築、茶碗はクラフト、生け花や掛け軸はアート、茶菓子や茶懐石は食、茶道は様式美や精神世界につながっています。つまり、日本の“美”がすべて詰まっているのが、お茶の文化。

茶人は、現代でいうアートディレクターやキュレーターのような存在だったのかもしれません。茶室という空間、茶会という時間そのものが、アート作品とも言えます。

 古民家ホテルを茶室に見立てる。

今回の『茶会00』の舞台となったのは、長野県と岐阜県の県境に位置するホテル「Zenagi」

江戸時代の巨大な古民家を、地元のクラフト&アートの粋を集めてリノベーションした空間を、まるごと“巨大な茶室”として見立ててみました。

「見立て」とは、本来は茶道具でないモノを、あえて茶道具として見立てて面白がること。この“面白がる精神”こそが、わたしたちの心です。

日常にある空間や、暮らしの中で使っている道具に、あらためて“美”を発見する。そして、それをお客様を喜ばせ楽しませるための、「おもてなし」の演出とする。

「美の茶会」では、これからもさまざまなアート空間を、茶室として見立てていきます。

Tea Storyアーカイブ